心を落ち着かせ、心を強くする方法がある。
それは姿勢を正すことだ。
心を整える方法として、よく調身、調息、調心ということが言われるが、姿勢を正すと、呼吸は自ずと深く静かなものとなり、心が澄んでくる。
千日回峰行を達成した塩沼大阿闍梨が以前、テレビで話していたが、だいたい良くない考えが浮かんでいるときは姿勢が悪くなっているときだ、だから姿勢には気をつけていると話されていた。
生き仏と称されるような人でも、人間である以上、ときにはムカついたりすることもあるだろう。
ただ身を正し、呼吸を整えることで、心がざわつくことが少なく、たとえ心がざわついたとしても、静めるのが他の人よりうまいのだと思う。
私達も塩沼さんのように心を強くしたければ、まずは姿勢を正すことからはじめたらいいと思う。